グッドナイト&グッドラック 通常版 [DVD]
50年代のアメリカにおける赤狩りの時代に、それを主導したマッカーシー上院議員に異を唱えたCBSのニュースキャスター、エド・マローと、そのスタッフの物語である。
言葉と映像を駆使した、メディアによる戦いの駆け引きの面白さに、強く惹きつけられた。
中世の魔女狩りさながらに、共産主義者のレッテルを貼った人々を追い詰めていくマッカーシーに対し、マローたちはあくまで冷静にフェアなスタンスで論戦を繰り広げていく。それが、極めてクールでかっこよく痛快だ。
シーンのほとんどが室内とインタビュー映像で展開されているにもかかわらず、たまらないほどスリリングなのだ。
マッカーシーや、彼に告発された人物たちの実際のモノクロ映像を使い、それに合わせて、ドラマシーンもモノクロで描くという、臨場感溢れる手法による効果もあったと思う。
語り口のうまさが、何よりも魅力的だった。
この作品を、権力の横暴に立ち向かうメディアの正義の勝利と単純に見ることもできるだろう。
むろん世の中はそんなに簡単なものでなく、日々起こる様々な出来事の中には、メディアの横暴もあれば、不用意にメディアが大衆を扇動しているケースもある。
何が正しく何が誤っているかは、単純な図式で決めつけずに、出来事ひとつひとつについて、その都度きちんと考えていかなくべきことだろう。
作品では、主要人物のひとりが「自分たちは本当に正しいのか?」と問い直すシーンがあるが、それこそまさに健全なことだと思う。
常に客観的で公正な態度で、真実に向き合おうとする、キャスターたちの姿を描き切っていることが、この作品と、薄っぺらい正義感を押し付ける凡作とを峻別している。
GOOD LUCK!! DVD-BOX
仕事がつらいときに見て、考えが変わりました。
飛行機(シップ)を安全に飛ばすことー。そのために登場人物たちは、悩み、苦しみ、最大の努力をします。
形は違っても、私達にも一人一人シップがあり、それを安全に飛ばすために、日々働いているのだと思いました。
登場人物のみなさんが、それぞれ悩みながらも、困難を乗り越えていく様子が好感が持てます。キャストの演技も素晴らしいし、台詞も一つ一つ、考えさせられます。内容のよいドラマです。
プロの厳しさと素晴らしさを教えてくれます。
TBS系ドラマ 日曜劇場「GOOD LUCK!!」オリジナル・サウンドトラック
ほんとにこのサントラは最高です! 期待を裏切りません! ドラマを見ていたあなたは、きっとドラマのあのシーンが甦ってくることでしょう。 私は6月にまさにあのドラマの航空会社の全日空で、大学留学のために渡米するんですが、準備をしながらこのサントラを聞いています! 「新海、I have.」と言う香田キャプテンの言葉が、いつ聞いても甦ってきますよ。 渡米当日も飛行機の中でDepartureを聞きながら行こうと思っています。
最後にGood Luck!!最高!!!
GOOD LUCK MY WAY(期間生産限定盤)(アニメ盤)(DVD付)
この曲のオリコン初登場ランキングは3位でした。(ちなみに1位はHey!Say!JUMP、2位はKARA)
この曲を聴いたとき感動と驚きで胸が熱くなりました。L'Arcはまた名曲を世に出してくれたんだと。L'Arcの節目YEARにはいつも名曲がありましたが、そのどれもを凌駕する出来だと!!。当然オリコンも1位だと確信してました。……がっ!!、不満全開のランキングでした。L'Arcにではありません、この曲が1位にならない世の中にです!!!!。H○y!S○y!JU○P!?あんな曲より1000倍良い曲です。100倍売れるべきです。A○Bにしろジャ○ーズにしろ中身がない曲をオタクが大量買いして本当の名曲が埋もれる世の中はもう嫌です。
アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)
神林ファンの方には言うまでもないことですが、神林作品を読んだことがない方の為に・・・
他の方々が書かれいているように、いきなり「アンブロークン アロー」を読んではいけません。
まずは一作目の「戦闘妖精・雪風<改>」を読んでください。これはかなり読みやすいです。
しかし二作目の「グッドラック」になると急に手強くなります(本作ほどではありませんが)。
できれば初期の神林作品を何冊か読んで、神林ワールドに慣れた方が良いです。
個人的には「七胴落とし」をお薦めします。作家を職業とする作者が否応なく向き合わなければ
ならない「言葉の限界」を、その作品の中で見事に描いた初期の傑作です。
神林長平という作家は、その作品の多くで「言葉」と、それによって表される「世界観」を
テーマに選んでいます。巧みな「言葉」でつづられた作品の中の「世界観」を貫く、隠された
ロジックを読み解く。これこそが神林作品を読む醍醐味です。これを理解できるかできないかで、
神林作品の評価は全く変わってしまいます。本作も例外ではありません。
ですから、神林初心者には、まずは初期の作品を読んで欲しいのです。夏目漱石を人に薦めるとき、
普通は「坊ちゃん」、「吾輩は猫である」か「三四郎」を最初に薦めるでしょう。いきなり「こヽろ」や
「明暗」を薦める人はいないでしょう。それと同じです。
まあ、このページを閲覧する人のほとんどは、神林ファンでしょうけど(苦笑)。