手塚治虫の世界
代表的な手塚アニメ作品
近作まで網羅しています。
コロムビアから発売されていた
従来のベスト盤だと
ディスク1の構成〜昭和50年代あたりまで
だったのですが
今回二枚組になったおかげで
ディスク2収録分〜平成近年まで
のコロムビア音源が収録されました。
(初期の分は一部コロムビアカバーVer有)
お気に入りは
海底超特急マリン・エクスプレス の二曲です。
悟空の大冒険 DVD-BOX
普通の悟空は三蔵法師を敬っていますが、ここでは違います。『おい、坊さん!』と呼んでいます。三蔵法師(声:野沢那智)もふにゃふにゃの弱虫です。サゴジョー(声:愛川欣也)は『宝じゃ宝じゃ』が口癖。八戒は食べ物のことしか頭にない。名前は覚えていませんが、ピンクのウサギみたいな女の子と悟空のやりとりがおもしろい。日本アニメ初期のよさたっぷりのおもしろい、何も考えずに見て笑えるアニメです。
悟空の大冒険 Complete BOX [DVD]
本放送当時、あるいは80年代くらいまでの再放送では確認出来るのですが、本編で一瞬「ディ◯ニー」のキャラクターが映るカットがありました。
残念ながらその辺は90年代に入っての新マスター製作時にカットされているようですが、未だにどの資料を見ても触れられていないので追記まで。
そんな枝葉は別にしても、ギャグアニメ史に残る傑作であると同時に、当時大好きだった妖怪連合シリーズのノリは今見ても素晴らしい。
昨今のアニメーションはリアル志向が強くなり、実写的な演出力、作画力は格段に向上しましたが、反面ギャグのぶっ飛び感やセンスを持った演出家、作品は少なくなる一方のような気がします。
60年代のクリエイターたちのアナーキーさを再確認する意味でもオススメです。
悟空の大冒険 オリジナル・サウンドトラック
ジャケットではDisc.1に64曲収録とありますが、実際には63曲です。
ここの「曲目リスト」では63曲となっており、ジャケットでは24曲目となっている「M-6」が欠けています。
実際のところ欠けているのが「M-6」なのかどうかはオリジナルのマスターテープにあたるしかないのでしょう。
それはそれとして、テープが発見され、このたびめでたくCD化されたことに対し、星5つです。
オリジナル版 懐かしのアニメソング大全(1) 1963~1967
このアルバムでは創世記の日本のアニメを当時の録音のまま収録しているので、当時を知る大人たちには非常に懐かしいのではないでしょうか。年齢がばれますが私もそういった世代に育った人間なので、こうした企画に出逢うとよだれが出そうなくらいに懐かしく感じます。
鉄腕アトムや鉄人28号などの初放送時はさすがに覚えがありませんが、宇宙少年ソラン、宇宙エース、スーパージェッター、W3、おそ松くん・・・こうしたアニメヒーローたちは当時の小さな白黒TVの画面の中でぎこちない動きで暴れまわっていたものです。当然ビデオなど無い時代、激しいチャンネル争いの中で必死になって見ていた小さな画面。とても短いスペースでは書きつくせない思い出があります。
なお、当時のアニメのオープニングでは鉄人28号や遊星少年パピイ、進めレオ!等のようにスポンサーを主題歌中に連呼するばかりでなく、スポンサー名がアニメ画面に組み込まれたりしたこともあったため、再放送でオープニングがカットされることも珍しくなく、非常に残念に思ったものです。近年でもBSで放送されたビッグXやワンダー3ではオープニングの一部をカットしていました。何と腹立たしい!
それにしても、「戦え!オスパー」ってあの山田太郎が歌っていたのですね。知らなかった・・・。