KAIKOO MEETS REVOLUTION [DVD]
この場にいた一人として一言書かさせていただきます。このフェスにはある種の理想主義が貫かれているが、現実的な問題も多いと思います。フェスの雰囲気を一言で言うと手作りの文化祭。会場のZAIMも学校みたいだしステージは教室の一角。一部屋がそんな教室くらいのスペースだから人がギューギューになると後ろのほうだとステージはなにも見えない(ステージもほんの少し段差があるだけ、なにせ天井が低いから)。混雑すると移動も大変だった。別にピースフルが満ちてるばかりじゃなかった。事故が起きてもおかしくない。あの会場でフェスをやるのは無理がある。やるならもっと無名のアクトでやらないと。例えばTHA BLUE HERBには狭すぎた。そのTHA BLUE HERBがDVDに収録されてないのも納得できないな。いろんな事情があるのだろうけど。
確かに二日間を無事に成功に終わらせたのは意義があったと思うけど理想主義だけではフェスは定着しないと思う。ロッキンオンとかのアンチをうたうなら現実的な問題も解決して多くの人が楽しめるフェスを作っていかないといけないと思う。
曽我部恵一
ニューシングル「White Tipi」を聴いたあとで、もう一度このファーストアルバムを聴くと、いかにこのアルバムがシンプルに作られているかが良くわかります。
無駄な物をそぎ落とした上で、『曽我部恵一』のど真ん中だけを静かに、隠すことなくさらけ出していて、裸の自分、素の自分を表現することがロックなら、間違いなく最高峰に位置するでしょうね。
ここに曽我部さんの最高の魔法をちりばめたらどんな音楽になるのか。
想像もつきませんが、セカンドが本当に待ち遠しいです。
魔法のバスに乗って
ってな感じの4曲がずらっと並んだ好シングル。
最近の曽我部さんはポップでロッケンロールでいい。
変に気負って内省的な、今の若手のロックバンドよりもとことこ外へエネルギーを放出するこっちの方が僕は大好きだ。
最近、イギリスの若手バンドやサンボマスター、銀杏ボーイズなどにもいい影響をもらったらしい。
その所為か、すごく開かれた音楽になっている。
でも、ちっとも浅くなんかない。
日々の営みのキラキラを描写したような好シングルです。
春の季節にぜひどうぞ。
在日ファンク
"高祖ジェイムズ・ブラウンから流れを汲むファンクを日本に在りながら(在日)再認識しよう・・・"ということで在日ファンク。ファンキーな曲に、ド日本語の歌詞。ダンスマン的なアプローチと言えばそう、でも、まじめにふざけてる感がとてもいい感じです。オススメは、浜謙のMっ気を歌った(?)「きず」と、当時ニュースになったダンボール肉まんを歌った「ダンボール肉まん」。ダンボール肉まんは、Tpの演奏ミスもそのままCDになってるあたりが、乗り重視で作ったんだなってのを感じさせました。