コパン
アルバム自体も好きな曲が多いですが、いちばん好きなのは『野辺』です。蜃気楼を見ているような、或いは森に迷い込んだようなとわけのわからない表現ですが、不思議な感覚がこの曲には秘められている気がします。僅か3分位の音の世界にこんなにも繊細なものを表現できる大貫妙子というのはアーティストそのものです。ここで続いた教授とのコラボレーションも後の名盤『LUCY』までお休みというわけです。続いて始まる小林武史とのカラフルな世界も素晴らしいです。
マヤ文明を掘る―コパン王国の物語 (NHKブックス 1086)
世界遺産の代表格であるコパン遺跡において、中心地であるアクロポリスではなく、これまで注目されなかった10J-45区域から、王墓が発見された経緯や出土状況が詳細に記されている。王墓が発見されるなどまったく予想されなかったため、興奮した当時の状況が伝わってくる。中村氏が、出土した墓を王墓だと断定する理由も明確であり、信頼性が高い。また、彼が最初に現地調査したエル・プエンテ遺跡をはじめとするコパン周縁地域から、古典期後期にコパン王朝が衰退・崩壊していく様相を推測している点も興味深い。いずれも、最前線でマヤ遺跡を発掘調査している研究者ならではの内容である。なお、発掘や大発見もさることながら、彼がこれまで現地で苦労した話にも考えさせられるものがある。
SkyGunner
空を飛んでいるという心地よさが爽快です。世界観もよく練られていて可愛い系のキャラがマッチしています。
操作キャラによってミッションの内容、難易度が変わるようになっていてそれぞれのストーリーが展開します。ものによってはクリアするのが精一杯でスコアを稼ぐなんて、という難しいものもありますが、難点はそれくらいで、操作に慣れてくれば任意の目標を次々撃墜できるようになります。
このゲームの特徴は常に目標にカメラが向きます。なので「次どこ行けばいいんだ?」ということにはなりません。それと障害物は自動で避けてくれるので激突しておしまいということもありません。これが3Dシューティングの敷居を低くしてくれてます。
↑のシステムから、例えば目標に花火ミサイルロックオンして加速接近、すれ違う直前にミサイル発射するとスタジオジブリ作品ばりの空中戦の雰囲気を自分で味わえます。
このソフトが好きなのはゲームがよくできているのも勿論ですが、マニュアルまでもちゃんと世界観に沿った感じで作られていて(手書きっぽい文字とかイラストもふんだんに使われてます)温かさが伝わります。
SCE発売なのに続編どころかベスト版すら出ていない不思議なソフトです。01年発売なんで廉価版として出してもよいと思うのですが、できない理由があるんでしょうかね?
一応、さらなる展開ができる設定や伏線がありますし、攻略本のスタッフインタビューでも続編やりたいようなコメントが載っていましたが開発元のピクセルアーツはもうないのかな?
可能ならばぜひお願いしたいです。